十文字野と猩々碑


じゅうもんじのとしょうじょうひ

横手市十文字町十文字

 

最終更新:2024/07/08


🖌菅江真澄の道

真澄記:

 十文字村の沿革、街道の俯瞰図に猩々表示石を記す。

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 ここは十五野という広い野原であり、かつては村がなかったが開墾が進み文化14年(1817)に人が住み家が建つようになってからは増田十文字村とよばれるようになった。

📑[コラム] 真澄記
 ああ

⊞ 狐の婿入り
 十文字村で15歳になる少年が草刈りに出かけると
、同年代ほどのいと見目よき少女と出会った。
少女は少年の手を引き、大きな屋敷に連れて夫婦の契りを結んだという。少女の正体は妖しの狐だった。
月日長く行方をくらました息子の身を案じ続けた両親の元にある日ふらり少年は帰ってきた。
狐に化かされたのか、夢現か、狐を俵ノ木明神、喜蔵明神、大杉明神として奉った。
《雪の出羽路平鹿郡》

 名前の由来ともなった街道の辻は吹雪だと道が分からなくなり、宿場で酒に酔った人は方向も見失う事が多かったので狐に化かされたなどと噂が立つようになった。

通覚寺の当代住職・天瑞和尚は一計を案じ、中国の酒豪の妖怪猩々を模して迷わぬよう表示石を設置した。

  《雪の出羽路 平鹿郡

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◆歴代猩々碑

猩々乃 左ハ湯沢 右よこて うしろハます田 まへハあさ舞

⊞ 歴代猩々碑

  猩々碑は、文化8年(1811)当時、旅人がに迷わぬよう通覚寺の天瑞師が建立した。

『酒は好むが酔うてなお泰然、こころ清浄なる猩々の如くあれ』

の願いを込めて代替わりしつつ今も方角を示している。

  • 初代:十字館歴史資料展示室にて展示
  • 二代目:十文字駅前にレプリカが設置
  • 三代目:十文字文化センター内に展示。猩々まつり時には屋外に。
  • 四代目:駅前交差点にて現役。モノリス状。町立40周年記念碑。


猩々まつり

 猩々碑にちなむ夏祭りとして、昭和53年(1978)から開催されている。

広場に設置された猩々像が囲んで『猩々まつり』が踊られる。

開催:毎年7月頃


●梨木公園

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アクセス

  • 駐車場:あり(十文字駅内、十文字図書館)
  • 案内板:なし
  • トイレ:あり(十文字駅、十文字図書館)
  • 備考:駅前十字路は交通量が多いので気を付けて横断してください。

関連アーカイブ

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◆参考文献


取材日:2016/06/13