避疫神


ひえきがみ

大館市雪沢~小雪沢~大明神

 

最終更新:2025/05/29


MAP タテ
MAP ヨコ
◆ドンジン様 概要
  • 形態:木人形
  • 個体数:各集落ごとに男女一対
  • 体長:1m弱
  • 材質:木
  • 武器:木刀の大小
  • 別作り替え:春秋(現在は不明)

真澄図絵
  • 来訪:文化4年(1807)5月
  • 年齢:54歳
  • 書名:おがらの滝
  • 形式:日記、図絵

菅江真澄の道 避疫神

 

 文化四年(一八〇七)五月二十七日 避疫神の風俗を記録《おがらの滝》

その文に、大木をもて人の形二つならび作りて 丹塗 つるぎ持たせていさみをのごとし

平成四年 北秋田郡青年会



標柱は倒壊、放置されている。

 倒壊、放置。

この状態に晒されて久しいと思われる。

【5月27日】
 
 小雪沢というところの関屋(関所)を越えると、道の傍らに大木を削って作られた人形が二つあり、それに剣を持たせて武人になぞらえたものが立っていた。これを小屋に入れて常民の疫病を避けるおまじないとしており、春秋と作り変えたりあるいは赤色の塗り替えなどをするという。 大明神に入ると、大きなタテイモの姿をした岩が2つ3つ並んで茂みの中に立っていた。人に尋ねると、これは虚空蔵菩薩であるという。仏も神として崇めるこの国の習俗もおもしろい。
 
《菅江真澄著・おがらの滝》

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甲 乙 丙PHOTO

 

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◆参考文献


取材日:2017/11/08

【小松 和彦 (著), 宮原 葉月 (イラスト)】
【田口昌樹(著)/無明舎出版】