
ほったいのたき
由利本荘市鳥海町百宅
最終更新:2024/12/16
◆法体の滝
- 高さ:57m
- 段数:3段
- 足場:鎖場あり
- 日本の滝100選
ああああああ

あ

駐車場からでも視界が拓けて見やすい。
滝へ向かう途中の赤色の桟橋から望めるエメラルドグリーンの河原も美しい。
※「法体」名の由来
弘仁12(821)年、
湯殿山詣での時に当地に訪れた弘法大師(空海)が滝の景観に見とれていると、突如目の前に白髪の老人が現れた。
大師が滝の名前を聞いたところ、老人は
「法体(ホッタイ)」
と答えた。
大師はその老人を不思議に思い何者かと聞いたところ、老人は
「この滝に行をなす不動明王である」
と答え、姿を消したという。
あ

二の滝付近から鎖場があり、ロープを伝って滝の間近まで歩ける。
視点を変えた景色を楽しむも一興。
約10万年前の鳥海山の噴火で流れ出た、厚さが50m以上もある1枚の溶岩でできており、「法体溶岩」が子吉川上流の上玉田川をせき止め、その上から水が一気に流れ落ちている。滝は3段からなる(説明板より)。
法体園地キャンプ場
由利本荘市鳥海町百宅字 奥山3-1

- 営業時間:9:00~15:30
- 料金:
内容説明

【鳥海山の溶岩が創りだした名瀑】
法体の滝は、子吉川支流「上玉田川」にある高さ約57mの滝で、上流から一の滝、二の滝、三の滝と呼ばれ、
鳥海山に対面している珍しい滝となっています。
法体の滝は鳥海山から出た、厚さが50m以上もある1枚の溶岩でできており、約10万年前の噴火で流れでた「法体溶岩」が上玉田川をせき止めて、その上から水が一気に流れ落ちています。
三の滝の周りには溶岩が冷やされてできる「柱状節理」が見られ、一の滝、二の滝の下には溶岩が削られてできた「甌穴(ポットホール)」があり、直径30cmから2m以上のものまで存在します。
【甌穴(ポットホール)ってなに?】
ものすごく荒れ狂った嵐のときに、川は大きな石ころや砂や泥などを運びます。
そのとき、安定した岩盤むきだしの川の底に、割れ目や小さな穴があると渦状の流れとともに河床の下方向に
円筒状の穴が開きます。これを「甌穴(ポットホール)」といいます。
【なぜ「法体の滝」た呼ぶの?】
弘仁12(821)年、この地に訪れた弘法大師(空海)が、滝のすばらしさに見とれているとき、突然目の前に白髪の老人が現れました。
大師が滝の名前を聞いたところ、老人は「法体(ホッタイ)」と答えました。
大師はその老人を不思議に思い何者かと聞いたところ、老人は「この滝に行をなす不動明王である」と答え、ふっと姿を消してしまいました。
大師はその老人が立っていた場所を三度礼拝し、近くの洞窟(弘法平)で修行を行ったといわれています。
入口の安山岩質溶岩は、百宅火山岩と言われ、300万年前の海底火山の噴火によって形成されたと考えられています。
岩場には「衣千場」といわれる白い岩場があるところから、弘法平と名付けられた。
法体の滝から少し離れた場所。
弘法大師は白髪の老人が立っていた場所を三度礼拝し、窟に籠もり修行を行った洞窟と伝わる。
百宅地区は現在盛んに鳥海ダム建設が進んでおり、将来的には弘法平も水没するとされている。
交通状況は日に日に変わっていくため、行楽の際は事前に調べることが肝要となる。
鳥海ダムは2028年竣工予定。
2009年公開の映画・実写版釣りキチ三平のクライマックスシーンのロケ地にも選ばれた。
劇中では終盤、巨大なイワナが棲む夜泣き谷という名の山奥の秘境という設定で登場する。
このイワナは三平が跨いで乗れるほどデカい。 イトウかよ…
夜泣き谷のエピソードは故・矢口高雄氏の原作にも存在し、こちらでは法体の滝よりは若干スケールダウンした急流の中の江湖として描かれている。
奇しくもダム建設の問題がストーリーに絡んでおり、現実の鳥海ダム建設がオーバーラップする。
どうでもいいが映画観てたらイワナの骨酒呑みたくなってきた。
- 駐車場:あり
- 案内板:あり
- 備考:あり(弘法平には駐車場なし)
【実写版『釣りキチ三平』ロケ地】
◆参考文献
- 各種説明板
取材日:2017/8/17
2022/6/19
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