
いぬっこまつり
湯沢市市街地
最終更新:2025/06/03
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◆いぬっこ祭り 概要
- 祭日:第2月曜日・日曜日
- 形態:小正月行事、イベント
『犬コ市』とも呼ばれる。
湯沢市内商店街を中心に、犬を象った雪像が幾多も作られる。
元和の頃(1615〜1624)、佐竹南家の殿様が白昼堂々と人家を襲う盗賊『白討』を退治し、再び悪党が現れぬよう旧正月の晩に家の門口や裏口、窓縁などに犬や鶴亀の餅人形を供えたという故事に由来する。
昔の鳥追い行事が変容したものでもあり、昔は『用心廻り』といって子供らは家々を廻って甘酒や餅をご馳走になった。
付近の農家では正月12日頃から粳粉餅をついて小さい犬コを作り市に出荷した。
この飴細工を『しんこ細工』という。
犬の雪像にまたがった子供の姿が微笑ましい。
菅江真澄の記録



- 来訪:天明5年(1785)1月15日
- 年齢:31~32歳
- 書名:小野のふるさと
- 形式:日記
【鳥追い菓子】
岩崎(湯沢市)にて。
今日は鳥追いだと言って餅を犬や猫、花の形に作って子らが家々に配って歩いた。
『鳥追い菓子』といい家の窓口に20日頃まで飾り、盗難除けの願掛けとした。
《菅江真澄著・小野のふるさと》
この鳥追い行事が現在の犬っこ祭りに変化していったのだろうか。
アクセス
駐車場 | 案内板 | トイレ |
〇 |
〇 (送迎バスあり) |
〇 |
関連アーカイブ
でわwiki関連リンク
- 柳田村
- 湯沢力水(近隣)
◆参考文献
- 湯澤市史
- 菅江真澄遊覧記第1巻/菅江真澄 内田武志・宮本常一訳
- 国立国会図書館デジタルコレクション
- 菅江真澄読本第5巻/田口昌樹/無明舎出版
- 各種説明板
取材日:2018/02/11
2025/02/08
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