
【せがきえ(せじきえ)】
【行事】

夏の法会
飢え・渇きに苦しむ『餓鬼』という亡者に食事や供物を施して供養する仏教法会を指す。
特定の先祖供養ではなく、無縁仏や水子供養など対象は幅広い諸精霊に向けられる。
特定の月日が定められているわけではなく僧院では毎日修されるところもあるが、盂蘭盆会に行われることが多い。
戸外に精霊棚(施餓鬼棚)を作り、棚に施す習俗がある。その場合、幣束は5色の紙で作られる。これは餓鬼が目が虚ろなため目立つ目印にするためだという。
また夏の時期に水死者などの霊を弔うために行う追善供養を『川施餓鬼』という。
近年ではネガティブなイメージのある「餓鬼」という言葉を忌避し、「施食会(せじきえ)」という名に置き換えられて使われているお寺も増えているという。
INFORMATION
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◆参考文献
- 国立国会図書館デジタルコレクション
- 各種説明板
- YouTubeチャンネル 天明寺
最終更新:2025/08/22
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