【さんし】
【信仰】
庚申信仰
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庚辛信仰の一つ。
周期的に回ってくる『庚辛の日』に眠ると人間の体内に棲む『三尸(さんし)』という三位一体からなる虫が体外に出て天の神にその人の罪を告げ、生命を奪うという言い伝えがある。
それを防ぐため庚辛の日には村人が身を清め一軒の家に集まり夜を過ごした。
三尸は形がなく霊魂や鬼神に属するものとされる。この三戸は宿主の人間を早く死なせたいと考えており、それは死者の霊魂となれば体外に出て鬼となり、自由に歩き回れるからである。
三尸は上述の通り3匹の虫から構成されており、それぞれ役割が異なる。
- 上尸(彭倨 ホウキョ)
人の頭部に棲み、眼病・口臭・抜歯など首から上の部分を病気にする。
- 中尸(彭質 ホウシツ)
人の腹に棲み、五臓を病気にする。精力減退・健忘・悪感情の芽生え・肉ばっかり食いたくなるなど。
- 下尸(彭矯 ホウキョウ)
人の足に棲む。情緒不安定・淫乱など感情に働きかける。
姿形はみな一様に2寸ばかりで小さく、子供や馬、鳥に似た醜い姿をしている。
(『雲笈七籤』巻八十一「太上三戸中経」より』)
三尸が告げ口をする庚申の日に昼夜眠らなければ三尸は体外に出ることができない。この方法を「守庚申」と呼ぶ。
守庚申を3度行えば三尸は恐れおののき、7度全うすれば完全に消滅してしまう。
三尸に打ち勝つ事によって心身ともに安寧が約束される。(『庚申信仰』より)
また青面金剛は庚辛講の本尊として知られ、三尸を押さえる神とされる。
◆参考書籍
- 民俗選書vol.6 庚申/藤田栄子 著
- 菅江真澄遊覧記第 巻/菅江真澄 内田武志・宮本常一翻訳
- 国立国会図書館デジタルコレクション
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- 秋田叢書 巻
- 各種標柱・説明板
最終更新:2026/06/17


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